ここオーストラリアでもコロナウイルスが広がって、
政府も”自分で気を付けてください”という方針で、
ワクチン、手洗い、換気等、自分達で注意して、でもいつかはみんながかかって
(重症化しなければよし)、
そして、集団免疫になって徐々に治まっていく
というような見解になっています。

前回のブログで予防の大事さを身をもって感じたという
長い読みにくい文章を書いてしまいましたが、今回はしっかり文献をまとめます。
(前回の長い私事を最後まで読んでくださった方、ありがとうございました)
The FIFA 11+ injury prevention program for soccer players: a systematic review
この文献の要約は、
このFIFA11+というサッカーに関わるウォーミングアップ(スクワットやジャンプや体幹など)を、
取り入れることで怪我が約30%減少するという報告です。
この文献を見た時、2017年のシステマティックレビューですが、めちゃくちゃ嬉しくて、ヨダレが出たのを覚えています。😊
詳しく訳していきます。
・サッカーは世界で約4億人の選手が子供から大人までプレーしている世界で1番多くの競技人口を持つスポーツです。
・激しいコンタクトに、スピード、アジリティが必要で怪我が絶えないのも疑いようがありません。
・怪我の分類(回復までの日数で分類)
Minimal, 軽度 : 1–3日
Medium, 中軽度: 4–7日
Moderate, 中等度: 8–28日
Severe, 重度: >28 日以上
多くは中等度までの怪我(28日以内)
・60-90%が下肢(足首や膝や股関節)の怪我
・6個の文献で13歳以上の男女
6,344名の選手を2つのグループに分類
3,307名が (52%) FIFA11+のプログラム
3,037 名が(48%)プログラムでないコントロールグループに分けて検討
FIFA11+グループ:779 件の怪我
コントロールグループ:1,219 件の怪我
約30%の怪我予防につながるということです。
トレーニング内容はこちら
それぞれFIFAから無料の動画にもあるので検索してみてください。
FIFA 11+ Injury Prevention Program (Plus FREE Handouts)
10-20分、週に2-3回で最低でも12週間は取り入れるということです。
研究ではプロ選手の練習にトレーナーが組み込んでくれていて、日本でもナデシコリーグのいくつかのチームは研究にも協力していただいていました。
また、リハビリの一貫として、
前十字靭帯の術後4-6ヶ月の時期や、
ハムストリングの2-3度損傷の全体練習復帰前の時期にも取り入れられています。
選手が個人でやるのもいいですが、今では高校年代でもアップで似たような補強トレーニング、コーディネーショントレーニングをやってくれていて、とても嬉しく思います。
特に、前十字靭帯損傷や、繰り返し起きてしまうハムストリングの肉離れ等3ヶ月以上かかる大きな怪我が少しでも減れば選手だけでなく親御さんや監督やチーム関係者にもプラスになると思います。
怪我をゼロにはできないのは激しいスポーツの課題でもあり魅力でもあると思うので、少しでも減ればと思うこの頃です。
自分ももうすぐ39歳で、20歳の選手と練習してるわけですが、回復もスピードもキレも全く違うので怪我しないように[考えて]怪我しないようにシーズンを迎えたいと思います⚽️
最後まで読んでくださりありがとうございました。


One thought on “FIFA 11+トレーニングプログラムでの怪我の予防について(後編)”
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