最近、少し嬉しいことがありました。
オーストラリアの私の母校、キャンベラ大学Master of Phsyioに日本人の子が入学しに来てくれました。

題名のことなんですが、
私はオーストラリア🇦🇺にきて10年
まだまだですが、日本理学療法士協会のホームページに載せてもらったり、大学の先生をしたりして、
学生や若い理学療法士から相談を受けることが多くなってきました。
ここ5年くらいで30名以上の方から何かしらの連絡をいただいていて、
いろいろとお答えしてやりとりした後は、、、、
ほとんどの方が、まだ考え中。。。
という返答で
実際にオーストラリアに来ることはありません。(別にオーストラリアにくることが全てではないので全く問題ありませんので)
いろいろ要因はあると思いますが、
私はまず、
‘勉強は最大の贅沢’
ということを伝えています。
学生時代、後ろで寝てたやつがよくいうよと突っ込まれそうですが、
こっちに来てから本当に勉強しましたので許してください🙏
というのも、
オーストラリアでフィジオになるには3通りあります。(ブログに詳細は書いていますのでホームページからご覧ください)
- 学部(大学に四年間)行く
- 大学院(Masterに2年間)
- 書き換え試験を受ける(書類審査の後、実技と筆記)
1.2では年間400万円を超える学費、プラス生活費ですので、オーストラリアのような物価の高い国では1000万円近くはかかるということになります。
だいたいこれをいうと、ほとんどの方が’考えます’と連絡をくれます。
もちろんそうですよね。
理学療法のために1000万を超えるお金を出すなんて、しかも『免許が取れないかもしれないのに』というので理解できます。
ただ、いろいろメール等をその方達をやり取りした後に『お金のことについて考えます』というのが私自身も大変なので、私のブログやSNS等の発信を見てほしいのですが、
私は、留学エージェントではないですし、ビザのエージェントではありませんので
私の言うことが全てとは思わないでほしいです。
フィジオで日本から留学して両国で免許をとっている人が10人もいないので
わからないことはエージェントやオーストラリア理学療法協会に、直接、問い合わせることをお勧めします。
私に直接、連絡をくれる方には、まずは1番のネックになるお金の話をさせてもらって、
それから、それでもギャンブル?をする気持ちと度胸があるという方から、質問にお答えしております。
‘性格悪い’‘いじわる’と思われると思いますが
その通りだと思います。笑笑
ただ、本気でやる、本気でやりたい!と留学を決めた方には、私も本気で知っていることはお伝えし、お手伝いします。
時間もかかるし、お金にもならないのになんで?とも言われますが、、、
それはただ、
私自身もお世話になったからです。
綺麗事に聞こえるかもしれませんが、、
留学は本当に苦労の連続です(8割以上は苦労だった気がします)。
特に自分は本当にお金に苦労しました。
自分がブラジル人🇧🇷と四畳半で、シェアするなんてまだ自分のせいだからいいですが、、
子供にコンビニでお菓子も買えないのは本当にショックというか、申し訳なく思っています。
ですので、今はやりたいことはやらせてあげたいと思ってます。
ものよりも経験にお金を使ってもらいたいと思ってます。(これは葛山元基の大阪の祖父母からの教育話を何度も聞いていたので、また次回)
特に留学に関しては、今は順天堂大学の理学療法学科の先生で、元々国際医療福祉大学の先輩の宮森 隆行先生と当時埼玉県立大学の高﨑 博司先生に死ぬほどお世話になりました。
お二人とも有名すぎて、頭も良すぎて私がいうまでもないですが、
宮森先生にはブリスベンのことや、当時、仕事も辞めてお金もない時に
(当時の先生もニュージーランド留学で、ご家族もいてお金もなかったのに)
実際に会って、居酒屋でご馳走してもらったり
(なんでカフェとかでなくて酒飲みながらんんだ??というツッコミも分かりますが、それが先生のいいところなんだと思います笑)
当時のビール一杯は、今のモエシャン一本くらいの価値の様な気がします。
高﨑先生には、お会いしたこともなかったのに、家に電話をかけさせてもらって、何時間も相談に乗ってくれました。
クイーンズランドで最初に日本人でフィジオの博士号を取られたすごい先生なのに、親身になってくれて、
こんな先生方がいなければ、今の自分はありません。

こちらでも私のサッカーの試合に何百ドルもかけてくれて、勝ったらビールを飲ませてもらって、負けても頑張れって食べさせてくれたサトシさんや、
車まで貸してくれて私のサッカーでお世話になった柿崎夫妻や、
他にも言い切れないくらいたくさんの方にお世話になりました。
この人たちに足を向けて寝れないです。
(ただ、めちゃくちゃお酒でもご迷惑かけてますが笑)


自分もお世話になったので助けられることはお手伝いしたいと思っていますので、今は連絡をいただいた方にはお答えさせていただくようにしております。
もちろんオーストラリアに来ることが全てではないのですが、来なければ学べないこともたくさんあるのは事実です。
でも最初に戻りますが、30人以上連絡くれた方で、ようやく今年、その中の1人が、自分の母校のキャンベラ大学の大学院Master of Physiotherapy に入学しました。
そして来年もう1人の予定です。

これは私にとって、とても結構嬉しくて、キャンベラで初めての大学院からの日本人フィジオの卒業生になって、
それを追ってきてくれる人が5年たって現れてくれたんです。
1人は3-4年前に連絡をもらい、お金のこと、厳しいことを伝えたら、『考える』と言ってくれましたが、考えて、考えて、考えて
失敗してもいいと(もちろんそんなつもりはないと思いますが、受からなくて帰国せざるおえない外国人をたくさんみてきたので)、
泥舟でも乗って死んでも、たどり着いてやる!という気持ちから決めてくれたみたいです。
まだ始まったばかりですので、頑張れ👍としか言えない葛山ですが、陰ながら応援したいと思っています。
もっともっと日本人フィジオがオーストラリアや海外で増えることを願って日々頑張ります。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。