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オーストラリアのテレヘルス(フィジオ、理学療法、オンライン診療)

※この記事は2020年4月に記載したものになります。

オーストラリアのテレヘルス(フィジオ、理学療法、オンライン診療)

コロナウイルスの影響で、様々な職種に問題が出てきていて、外出禁止等から運動不足、精神的、肉体的に問題も出てきている方もいると思います。

自分の3月に2回あった日本出張(学会での講演)もキャンセルになってしまい、日本の良いもの(切れるのこぎりは買いたかったですし、食料、本などを注文していたのですが)を持って帰れなくてショックです。

まあこの状況では仕方ないですが。

話を戻して、

オーストラリアのPhysio(理学療法)の業界ではTele Health(オンライン診療)が国の保険で使えるようになりました。 

他にも、いろいろな影響が、、、

私が住んでいるオーストラリアも

1.学校休み(オンラインや宿題)

2.レストランはtake away (持ち帰り)のみ

3.カジノや映画館はクローズ

4.ジムやプールもクローズ

5.公園の遊具も禁止

6.ビーチも有名な人が多い場所は禁止

7.国立公園もクローズ

8.マッサージや美容関係もクローズ

守らないで捕まったら罰金は1000ドル以上

いろいろ大変ですが(子供もなんでプレイグランドで遊べないか理解していないですが)、国が頑張っていろいろ政策を考えてくれております。厳しい分、保証も少しですがしてくれるみたいです。

Physioもオンライン診療が国の保険で使えるようになりました。 

オーストラリア🇦🇺では医師や看護師、心療内科だけでなく、我々physiotherapist も、Tele-Health が国の保険で認められております。(いくつかの書類は必要ですが)

オンラインでの診察、もちろんphysiotherapist は徒手検査や徒手治療のHands-on が多いですが、診断は7割が問診で決まるとも言われているので今の状況で考えると、ベストではないですがベターな方法だと思っています。

オーストラリアフィジオ協会も推奨してやり方等記載してくれています。

自分もSkypeでやらせてもらいました。

可動域を見たり、どこが痛いか、どのように痛いか、いつものように問診から入ってなんとか見た人だったのでエクササイズの確認、(実際にやってもらって)フォームのチェック、そして、追加して、気をつけることの説明をして(痛みがここに出たらやめて、筋肉の痛みなら継続して等)、家族にも促すようにお願いして終わりました。次は二週間後にもう1度チェックとエクササイズの追加という感じで予約をとり、忘れないようにエクササイズのプリントを送信しました。

もちろん慣れてないですし、下手な訛りのある英語です。

間違いなくベストではないと思いますが、今の状況を考えると、感染のリスクのある人がクリニックに来てもらうよりはいいと思いますし、これがなかったら自分たちの収入もありません。(半減ですが)

自分の会社では日本の多くの方のように給料制ではないので売り上げがなければその分収入に直結します。

でも、自分たちのように少しでも働けているのは幸せで、仕事ができない方もたくさんおられます。

逆に在宅勤務も増えている企業もかなりこちらでもあります。

Cityの、オフィス街はガラガラだと聞きますし。

もう損失が莫大なのは言うまでもないですし、厳しい現状は変わりません。

ベストでなくても今ある状況で最善のことをできるように、逆に新しいことができていいと思えるように取り組んでいきたいです。

オンライン診療やオンラインセミナーなんかは自分の古い頭では考えもしませんでした。

時間がある分、患者さんの予約の合間にランニングしたり(先月月間150キロ)、勉強会の準備をしたり、様々な国にいる人とも話ができたり、または家族との時間が少し増えて、子供たちをみる妻の大変さを理解できたり、ポジティブな面もあります。

本当に様々なところに影響が出ていますが、

[ピンチはチャンス]と思って乗り切りたいです。

家の近くの遊歩道に最近自転車(妻が下の子を後ろに乗せて)上の子は補助輪付きの自転車で自分が走る(上の子はまだ上り坂は登れず漫画に書いたように坂を登ってそのまま落ちてくるのでサポートして)で近くの遊歩道を走るのが小さな幸せです。

ちょっと話は飛びますが、日本も大変になってきているのさとニュースで見ていますが、検査と感染者の数で人口の違いを考えたら少し疑問が、、

PCR検査の件数

オーストラリアは約30万件

日本は約4万件

感染者と死亡者数が

オーストラリア約5800人と約30人

日本が約2300人と約72人

検査そんなにできない、やっていない?

何がともあれ、みんなと医療者を守るためにも外に出ない方がいいですね。

国の方針、国がいうからではなく

自分がうつされたら家族に迷惑が、自分がうつしても家族に迷惑が、

大事な家族を守るためにも行動を気をつけないとと思うこの頃です。

今月はいくつかオンラインセミナーもさせてもらうのでそれも頑張りますしまた報告させてもらいたいと思っています。

読んでくれてありがとうございました。