パシフィコ横浜で開催されたスポーツ理学療法学会に参加するため、横浜へ向かいました。元職場の同期がシンポジウムで発表するということで、ぜひ応援したいと思い、訪れることに。

しかし、私も翌日には静岡で無痛分娩研究会の発表があるため、土曜日のうちに横浜入り。午前中に両親と弟の4人で食事をしてから出発しました。

弟との関係:真面目な兄 vs. 自由な弟
弟とは性格が正反対です。(自分で言うのも変ですが)
自分は真面目に努力するタイプですが、弟は楽観的で勉強嫌い。
ただ、友達が多く、サッカーでは全国制覇を2回も達成。
高校では1年生から試合に絡み、インターハイに出場。
2年生では国体優勝メンバーに選ばれました。
一方の自分は、どれだけ努力しても思うような結果を出せず、
「なんで?」と羨ましく思っていました。(本人は努力していたのかもしれませんが…)
社会人になっても変わらない自由奔放さ
社会人になり、同じチームでプレーすることになった時も、
私はキャプテンとしてコンディションを整えて試合に臨むのに対し、
弟は前日に飲んで帰宅 → 試合当日寝坊。
同じ家から試合に行くのに、二日酔いで起きてこず、
「もう知らん!」と怒って置いていくこともありました(笑)。
時には、チームメイトがわざわざ弟を迎えに来てくれることも…。
本当に自由な弟です。
でも、試合では活躍する弟と、努力しても失点に絡む兄。
「世の中うまくいかないな…」と何度思ったことか(笑)。
それでも、性格は違えど、狭い家で二段ベッドを共有して育った兄弟。
仲の良さは変わりません。
食事の場では、いつものようにサッカー談議で盛り上がり、
親は話についていけず、ただ聞いているだけでした(笑)。
横浜の夜景と学会発表の準備
横浜では、前日に元職場の方々と食事をし、同期と私は発表準備のため19時過ぎには解散。
美しい横浜の夜景を横目に見ながら、ホテルでパソコンに向かいました。


翌朝は、赤レンガ倉庫や山下公園、みなとみらいをランニングしてから、
新幹線で浜松へ移動。
発表に遅れてはいけないので、1本早い新幹線に乗り、準備を進めました。
車窓から富士山が綺麗に見え、
「今日はいいことありそう!」と、メンタルの弱い自分にポジティブマインドコントロール。
発表前は緊張で、いつもトイレが近くなるんです(笑)。

発表前に「勝負飯」!浜松のうなぎ
2年前はこの地に来たけれど食べられなかったこともあり、
「せっかくだから景気づけに浜松名物を!」と思い、うなぎを食べることに。

ただ、「特上」は頼めず、普通の鰻重を注文(笑)。
でも、めちゃくちゃ美味しかった!
「次回こそは特上を頼めるように頑張ろう!」と密かに決意しました。
無痛分娩と理学療法の関わり
今回のセミナーでは、無痛分娩と理学療法の関わりについて発表しました。
無痛分娩は日本でも普及が進んでいるものの、
「痛みなく医者に出してもらう楽に産む方法」と誤解している方も多いようです。
私のインターン時代のスーパーバイザーがウィメンズヘルスの専門家だったこともあり、
数え切れないほどの論文を読まされ、いや、読ませていただき(笑)、
運動クラスも手伝わされ、いや、手伝わせてもらい(笑)、
今になってようやく当時の経験が患者さんのためになっていると実感しています。
無痛分娩と骨盤底筋の関係
無痛分娩では、仙骨部に麻酔を入れるため、骨盤底筋の機能不全が起こりやすく、
尿失禁などの問題も発生しやすくなります。
さらに、
- 腹直筋離開
- 分娩時間の延長
- その他の合併症
などが懸念されますが、事前にフィジオ(理学療法士)や助産師が介入し、運動を行うことで軽減できるという報告も増えてきています。
オーストラリア、特にプライベート領域では、
産前産後にフィジオが関わるのが当たり前になっています。
妊娠8〜12週の早い段階から、
「どのように運動を進めていくべきか?」を相談する方が多い印象です。
運動とともに、
- 腹横筋や骨盤底筋の収縮エクササイズ
- 柔軟性の向上
を取り入れることで、身体的・精神的な準備を進めることが重要とされています。
まだまだ研究段階ですが、論文も増えてきており、
読むのが楽しくなってきました。
日本滞在を振り返って
こうして、あっという間の日本滞在でしたが、
家族をはじめ、多くの方々のおかげで有意義な時間を過ごすことができました。
今後の活動につながる、大切な経験となったことに感謝しています。
またオーストラリアでも頑張っていこうと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

