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日本からの見学・研修依頼

コロナが少し落ち着いてきて、日本からの見学・研修依頼が増えてきました🏥

高い航空券で来てくれる方もいて、ブリスベンでサッカーばかりやってる小さなクリニックに来てくれるのは恐縮です。

研修に来るような20代の方を前に申し訳ないですが、自分の若い時は、勉強よりもサッカーや余興の練習の方に熱中していました😅

写真は結婚式余興でライオンキングをやらせていただきました🙇‍♂️

話を戻すと、昨年末にからはほぼ毎月合計6人の理学療法士、学生、トレーナーの方が私のクリニック・委託クリニックに見学・研修にきてくれました。

見学・研修には、今のところコロナワクチンの3回以上の証明が必要です。

委託クリニックの規定ですので、もう少ししたら変わるかもしれません。

研修生たちが、何を希望しているのか、研修の内容・時間を確認させていただき、書類(個人情報を出さないなどの誓約書)を交わして、目的に合わないことに関してはお断りをさせてもらうこともあります。

(お金もかかることなのでお互いに時間も労力もメリットがないと困るので)

日本人の患者さんはいいのですが、みなさん、英語での会話には苦戦するようです。

私も10年間、オーストラリアにいますが、英語力もまだまだで、何を言っているかわからない時もありますし、

話していることが相手に理解されていないことも多くあるので、英語は本当に難しいですよね。

特にサッカー現場で、英語ネイティブの若い選手が笑いながら話しているのはほとんど聞き取れませんし、パブでのスラング(俗語)は、ほとんどついていけません💦

日本語でも10代の新しい言葉はわかりませんが、、、笑

患者さんには見学前に、コンセント(承諾)を取ってから見学させてもらいます。

高齢者でコロナ等のリスクのある方や治療で露出を必要とする場合は見学を断らせてもいただくこともあります。

今まで来た方々の目的は、

一番多いのが

1.オーストラリアでフィジオ(理学療法士)免許をとって働きたい

とのことで、どうしたらなれるのかはホームページのブログに書いていますので、ぜひご覧ください。

オーストラリアでPhysiotherapist(理学療法士)になるまで | ブリスベンのフィジオ Moto Mobile Physio

2.オーストラリアの臨床を見てみたい

特にダイレクトアクセスを見たい

オーストラリアではダイレクトアクセスが可能になっていて、患者さんは医師の処方なしで診察に来ていただきます。

患者さんの感覚としても、骨、筋肉、腱等の体の不調はフィジオに受診すると思われている方が多いと思います。

フィジオは、診断、治療、レントゲン等の処方や医師への紹介状をする一般的な流れです。

日本にはこのダイレクトアクセスの権利はなく必ず医師の処方が必要です。

日本の整骨院は柔道整復師や鍼灸師の方がやっておられて、フィジオは病院や整形外科クリニックで働かれている人が多いと思います。

このダイレクトアクセスの診断のプロセスで重要なのは、フィジオの適応でない人が混ざっているということです。

例えば、「腰が痛い」と言って、フィジオに来てくれる方に何も考えずに痛いところのマッサージや電気の治療をしても全く良くならないということがあります。

この腰の原因はもしかしたら、関連痛といって腎臓や肝臓が悪くなり、そこから痛みがきている場合や、疲労骨折などの気質的な病変がある可能性もあるのです。

そのような場合は、必ずドクターに診察依頼をしなければなりません。

それを見逃してしまうと、問題(裁判等)になる可能性があるので、そのような教育(鑑別診断やトリアージ)もオーストラリアの理学療法教育では学びます。

3.オーストラリアで盛んな徒手療法を見たい

徒手療法は色々なやり方はありますが、私の母校の大学院では関節モビライゼーションを顎から足までトレーニングしますし、テストでもビデオに撮られながら実技試験もあります。その辺は日本とは少し違うかもしれません。

また研修の場合

[講義]

(おっさんの喋りは退屈なので申し訳ないですが)

[研究の内容]

膝や足関節、サッカーのコンディショニング

[留学や英語の勉強法]

など目的に合わせて60-90分、1コマか2コマをやらせてもらうこともあります。

(学生の団体に多いですが)

見学を無事に終えたら、食事に行ったりもします。

(1人で車に乗る時は、いつもはエレカシやミスチルですが、見学者たちを送迎する時はJpop最新ヒット曲をかけて無理してます笑)