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発言、翻訳の難しさと切り取り本質を見抜こう

前回のインスタグラムの更新が英語力ということだったので、

その続きでニュースの解釈の難しさについてブログにしてみようと思います。

日本語でも芸能人の発言からの’切り取り’で炎上したりしてますが、

実際に前後をしっかりみるとそうでないこともあります。

自分も医療、スポーツのことなど翻訳させてもらうことがありますが、

本当に翻訳って難しいと思います。

要は、翻訳者の意見が入ってしまうということ、そしてニュースでも言われている

’切り取り’

が起こってしまうので、原文を全部読んでやらないといけないということです。

オリンピックがもうすぐ始まり、自分もここ数年携わらせてもらいましたが、

オーストラリアからの三ヶ月未満の滞在の渡航許可は難しいとのことで

日本には帰れてもオーストラリアにすぐに帰って来れないとのことで断念しました。

その決断に後悔はありません。(今は)

そのIOCのバッハ会長の発言を例に取ります。

自分はこの人が嫌いでも好きでもありませんのでただ英語の翻訳の例です。

ニュースで

IOCバッハ会長 東京五輪無観客に「残念」

とのニュースにテレビのコメンテーターが、”この人たち金の亡者で国民をなんと思っているんだ”って叩いていますし、ネットでもそういう反論が多いみたいです。

自分もそのニュースを信じてしまったら批判的になります。

でも一方で、そんな火に油を注ぐような発言を、今までも叩かれていた人がするかなって思ったりもして、

原文を調べてみました。

“This was a really difficult one and we all regret the consequences for you the athletes but also for the spectators,

“But it was a decision which was necessary to ensure a safe Olympic Games.”

「日本政府は、東京などの競技会場に観客を入れない難しい決断をした。あなたたち選手にとっても、観客にとっても、残念なものだったと思う。しかし、安全なオリンピックを実現するためには必要な決断だった。』

とのことでした。

あれ?

バッハ会長は一つも観客がいなくてお金が入らなくて残念とか言ってないんです。

アスリートやファンがオリンピックの雰囲気を、ファンの応援を生で感じられないのが残念というようなニュアンスで、私としてはまともなことを言っているように感じました。

私も少しサッカーをやっていたので、ファンの方が見にきてくれて、ビールを飲み勝ったら喜んで、負けたらヤジを飛ばしてくれ、選手としてはかなり力になりました。

こちらの動画、最初の一分くらいでブレ球ゴールと解説がいってくれてます

これは’切り取り’ではありません。笑笑

ましてやオリンピックになったらその数百倍、数千倍だと思います。

どちらかと言うと、選手も競技を生で見れるはずだった国民の方も

安全のために理解を求めるというようなニュアンスではないでしょうか?

ちなみにしっかり訳しているニュースもありました。

(会社名は伏せますが自分はそこのニュースを信頼してみたいと思いました。)

もう一つバッハ会長はドイツ人で🇩🇪

もちろん流暢に英語を話されますが、第一言語はドイツ語みたいです。

長くなりましたが、ニュースですら翻訳って捉え方で変わるんだと思った、今日この頃でした。

ただ、またバッハ会長の発言に問題があった(今回は許し難い?)みたいですが、、

何度もあるとなかなか難しい人、感覚が違った人、と言われてしまいますが、少なくともこの一つに関しては翻訳に違和感を感じたという話でした。

安全にオリンピックをやってもらえるのが1番の願いです🤲