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オーストラリア🇦🇺での肩ドクターとの勉強会

コロナのワクチンをちょっと前に打たせてもらいましたが、幸いにも腕の軽い痛み程度で健康そのものです。

その分か、足はまだまだ痛みがあって走るのができなくてストレスがたまる日々です。

今回は、Brisbane Private Hospital (ブリスベン プライベート ホスピタル)という

ブリスベン のスポーツや関節専門医(外科医)の先生との勉強会に参加させてもらいました。

定期的に開催してもらってる勉強会で医師と理学療法士が集まります。

今回は肩でした。

先生方はラグビーやバスケットのプロチームの医師もされているとあり、有名な先生というのは言うまでもないですが、

またいい出会いに恵まれております。

というのも日本で、千葉県の整形外科で働かせてもらっていた時、

そこには30名を超える医師、100人を超える理学療法士がいるような場所でした。

そこで自分は足や膝の研究を主にやっていましたが、最初の研究は投球障害肩でした。

第36回千葉県スポーツ医学研究会 当院におけるスポーツ障害肩について~野球選手に着目して~ という演題で研究論文を出しました。

いい先輩に恵まれて学会や論文にも投稿させてもらいましたが、その時の医師がすごい先生で、野球選手や、柔道選手、サッカーに、ラグビー等プロ選手が日本全国からその先生に手術や診察をしてもらいにきていました。

有名すぎるので自分が書くことはありませんが、今回のオーストラリアでの勉強会はどこかで聞いたようなというか、日本時代のコンセプトとそっくりでなんとも心地よいというか、‘そう、そう、そう’と自分が偉そうには言えませんが、復習のような感じでした。

それもそのはず、その日本の有名な先生が日本肩関節学会という有数の学会をやられた時の招待医師としてブリスベンから日本に行っていた医師でした。

オーストラリアのシドニーでその先生が講演するときも行かしてもらったらり。

オペラハウスの前で食事まで、、、到底自分ではいけないようなレストラン。

とにかく、話が盛り上がり日本のコンビニはすごいとかからその日本の先生の手術はすごい等々。

患者さんのやりとりもさせてもらえるようになり感謝です。

日本の先生もこのブリスベンの先生も、手術がめちゃくちゃ有名な外科医ですが、先生方がいうのは肩の疾患は、90%が保存療法(リハビリ等の手術以外) です。

ですので、理学療法等のリハビリが大事で、そのコンセプト、どういう疾患にはどういうふうにアプローチしてこの期間やったけどだめだったから’先生お願いします’ と理学療法士側からお願いするような感じが理想だと。

それでだめだから、そこで初めて手術が出てくるのが理想でそのリハビリ、理学療法士のコンセプトが大事だと。

そのあと、手術をしたとしても、たくさんの方が腱をつないだり、くっつけて治してくれたらそれですぐに良くなると思っている人が多いからそこでの患者さん、理学療法士、医師の共通理解が必要とのこと。

装具はこの手術でこの腱を縫っているから解剖学的な治癒期間がこのくらいだから、このくらい付けて、この時期にこのくらいの可動域、筋力が必要か、この時期は傷の感染のリスクがあるからこの症状なら医師に戻して感染のチェックをする等の共通理解が本当に大事だと。

この勉強会でも、日本の先生から指導してもらったことの復習ような感じで、しかも傷のマネジメント等は新しいシートがあったり進歩していることも多くて、改めていい勉強会でした。

オーストラリアでは医療システムが日本と違うので、プライベート(私立)の医師で同じ手術でも人によって値段が違いがありますが、(勉強会をやってくれた医師はかなり高いです)が、コンセプトをしっかり持って患者ファーストで考えてくれているなと、でもその中で理学療法士と連携しないといい結果は出ないということで自分も勉強していかないとと思いました。

ちなみに夜の会でしたが、美味しいお弁当に飲み物も出て、素敵な出会いもあったりでいい日でした。

ちなみにその医師は日本人はなんでそんなに遅くから飲み始めるんだ?と、

コンビニと自動販売機でお酒とタバコが買えるのはつくづく安全な国だとおっしゃっていました。