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理学療法士での限界(日本の理学療法士が病院や施設での売り上げられる上限)

南半球のオーストラリア🇦🇺は寒くなってきております❄️

とは言っても、自分のいるブリスベンは

朝は8度、昼は25度という感じで

寒暖の差が激しいです。

運動するにはいい季節です🏃‍♀️

今回はオーストラリアと日本の理学療法士の売り上げられる可能性についてお話ししたいと思います💰

日本の大学の講義でお話しさせてもらうときも

学生の皆様にこういう話をさせてもらってはいましたが、

こういうビジネスの話は

なかなか日本では、特に学校教育では

タブーで避けられている感じがしていますが

オーストラリアでは理学療法士のビジネス講義があったりします。

まず、オーストラリアと、日本では保険システムが違います。

なので一概に同じように比べられません。

それを踏まえてご興味のある方は

引き続き読んでみてください。

日本🇯🇵

国民健康保険で通常7割は保険がカバーで3割を自分で支払う形です。(年齢や収入によって割合は違うのはご存知だと思います)

このシステム、世界でもかなり優秀なシステムだと思います、少なくとも医療を受ける患者側からしたらいつでも専門医、歯医者、理学療法士に見てもらえて、保険が効くのはありがたいシステムです。(理学療法に関しては医師の処方が必須ですが)

日本は診療報酬という形で、医療行為によって点数が付けられていて1点10円で計算されます。

例えば理学療法 20分で1単位で、1単位は150-210点(急性や脳梗塞等で少し違います)

ということは1回20分で、平均180点としたら1800円、40分なら3600円で、健康保険が7割カバーしてくれるので600円か、2単位の40分なら1200円で受けられることになります。(この時間には直接的に治療を受ける時間とカルテを書く間接的な時間も含まれます)

ただ、国が今は週に108単位までしか見てはいけませんと決めています。

ですので、

一単位20分180点x 108単位が1週間の限界になります。

1点10円をかけると、

週に194400円、月に777600円がおおよその売り上げになります。

それに書類作成代が入るのでもう少しになりますが、大体こんな感じです。

ここからは経済学の話になりますが、サービス人件費というのは売り上げと40-50%が限界だと思います。(経営者は施設の家賃や、設備、そして年金や労災保険、交通費、休みの期間の給与、退職金などなど)意外に払わないといけないものがたくさんあるので。

自分も専門ではないので詳しくないですが。

読んでもらえたらと思いますし、もっと良いのがあれば教えてほしいです。

オーストラリア🇦🇺

医療保険がメディケアという国民皆保険のような制度と、プライベート保険(任意保険)とがあり、僕たち開業させてもらっているクリニックはプライベートがメインになります。

プライベートはダイレクトアクセスと言って日本のように医師の処方がなくても、直接クリニックに行って理学療法を受けられます。

任意保険は、日本のがん保険に近いと思います。自分の必要なカバーを、独自に払うという形です。

理学療法の1コマが1回90-130オーストラリアドル(7,500〜12,000円くらい)なので、

その保険会社や個人が払う金額によってそのうち50%カバー、80%カバーします、

という感じでパーセンテージが高いものは支払う保険料も高くなります。

オーストラリアの理学療法は経験や専門、または地区によって値段も変わってきます。

ですので、日本のように対応できるも単位制限はありませんので、それぞれが働く時間や実力によって、日本より多くの収入を得ることも可能ですが、もちろん、実力次第では下回ることもあります。

じゃあお前どうなんだって言われますが、、

日本とオーストラリアで理学療法士 の🇦🇺🇯🇵免許を持っている人が10人もいないので、(自分が知らないだけかもしれませんが)その人達の何人かに聞くとオーストラリアの方が物価も高いですが、少しいいみたいです。

子供のおもちゃ、買って数日だけハマり、後は全然。

まあ買った時の笑顔😊は可愛いんですが、数日後、床に横たわってるのを見ると腹立たしいこの頃です。

今回も読んでもらいありがとうございます。