2025年サッカーシーズンが終わりました。
FQPL1(Football Queensland Premier League 1)というオーストラリア3部相当のリーグで、12チーム中8位。成績としては納得のいくものではありませんでした。
優勝したチームには1勝1敗、2位のチームには1勝1分と、上位チームにはいい試合をしながら、負けるはずのないと思う相手に負けたり…。まあそれがサッカーなのですが、怪我人も多く、なかなか難しいシーズンでした。
しかしながら、元オーストラリア代表の監督の戦術やトレーニングは勉強になることばかりで、42歳にして改めてサッカーを学ばせてもらった気がします。
この歳でお金をもらってサッカーができること
しかも日本にいる親がYouTube配信で試合を見られる環境でサッカーができるなんて、幸せすぎると思っています。
(うちの親は私の試合を見るために昨年スマートTVにしたらしいです。いくつになっても親にとっては子供なんですね笑、私が3人の親にならせてもらって親のありがたみを感じます)
今シーズンは「チームのために自分のできることをやろう」と臨みました。
私はサッカーを長くやってきてわかったことがあります。
サッカーにおいてベンチのメンバーが一番大事だと思っています。
ベンチにいい選手がいる、練習でも紅白戦でもサブ組が強いチームがやはり強かったというのが私の経験です。
試合に出られないと腐ってしまったり、モチベーションの維持が難しくなりますが、そういった選手がスタメンを脅かすようなチームが良い成績を残してきた、というのが30年サッカーをしてきて感じている事実です。
ですので、「出ても出なくても練習から全力で」というのが私のモットーでした。

しかしながら、個人的には、今年はキャリアハイというか、全公式戦28試合スタメン。
1試合イエローと打撲で後半20分に交代した以外は、すべてフル出場というシーズンでした。
チーム最長出場時間
全試合スタメン
2年間の全ての公式戦全54試合連続出場
これは私がすごいのではなく、とにかくディフェンス陣に怪我人が多かったのが一因ですが…。
先日の表彰式で、クラブが特別に「Unsung Hero」(縁の下の力持ちみたいな意味です)という賞を作ってくれて、いただきました。

普通はこの3つの賞だけなのですが、オーストラリア人にも忖度がありました。
得点王(Golden Boot)
チームMVP(Players’ Player)
コーチ賞(Coach’s Player)
ですが、今年は追加の賞を作ってもらい、いただきました。
監督からは
練習の態度
試合への準備の姿勢
若手への影響
チームへのポジティブな貢献
こういったことを評価したと言ってくれました。
素直に、嬉しかったです。
「おっさん頑張ったから、引退させてあげようって花道ですかね。笑」
いやいや、まだやめないですよ。
三浦カズ選手の著書にもあるように…
サッカーがただただ好きなんです![]()
中毒なんだと思います。
アルコール
薬
ゲーム
甘いもの
たくさんの中毒があると思いますが、私はただただ”サッカー中毒”なんだと思います。
確かに試合給は年々減っています。パフォーマンスも10年前とは全く違います。
取れると思ったボールが取れなかったり、ジャンプしてヘディングに届かなかったり…。
もちろん老化はあります。
でも、若い時は70%の試合から150%の試合までムラが大きかったんですが、
今は80〜90%(今の100%)をコンスタントに出せるようになったと思います。
そして、仕事でうまくいかないことがあっても、
イライラしても
練習して汗をかいて![]()
「ここがうまくいかなかった」
「ここはまだ通用する」
じゃあこうしてみよう、と考えるたびに嫌なことはすべてリセットされて、また明日から頑張ろうと思えるんです。
しかも今年は娘とも入場できたり

息子もパパを応援してくれたり、、

家族には迷惑をかけていますが、毎試合・毎練習、
「今日が最後かもしれない」と思って取り組んできたこの2年。
「私を選ぶ監督が悪いんだから、私は練習と準備は120%、でも試合は楽しむ」
そう心がけてやってきました。
この歳で20歳以上下の選手とサッカーを全力でできるなんて、幸せ以外の何物でもありません。
そして、今年は私を頼っていろいろ質問してくれていた16歳・18歳の選手たちがシニアデビューしました。もう親と同世代なので、そういった選手のデビューも励みになります。
ただ、まだまだサッカーへの情熱は変わらないので、少し休んでいろいろ考えたいと思っています。

パパがサッカーやってたんだって娘にもわかってもらえたら嬉しいです。

